ph 第4回 色 ふりかえり
去る4月16日と17日に自分としては2回目となる写真展に出展してきました。
(過去の記事はこちら。)
今回はphとしては最終回でした。2回しか出してないけど相当寂しい感ある。
テーマも色ということで様々な捉え方ができてこれまた難しい。
それもあってか、他の出展者の作品もかなり考え抜いて作ったんだろうなあという力作ばかりでした。
以下、振り返り。
コンセプト
ひと言に色と言われても、安易なコンセプトしか浮かばず、、
作品として出せるようなコンセプトがなかなか見つかりません。
最初はそういった安易なところから広げていこうと思い、とりあえず様々なグラデーションを撮ろうと思っていました。
例えば夕焼けとかそういったものは誰が見ても綺麗ですが、そこから始まって、日常にあるよく見ると気づくグラデーション的なものが撮れたらおもしろいなと。
イメージとしてはアンドレアス・グルスキーのようなスーパーの商品の並びのグラデーションであったり、ビルや建物の並びでももしかしたらそういう被写体があるかもしれません。
ただ、これを探すのは相当時間がかかってしまい、現実的ではありませんでした。
結局、悩んだ末に自分の色を出したほうがいいんじゃないかなと思い、
酒を撮ろう
と開き直りました。
まあ、ある意味専門領域なので被写体には困りません。
撮影について
最終的なコンセプトとしては、赤、橙、黄、緑、青、紫の6枚をすべて違う場所、違う視点で撮り、見た人に、お酒を飲んでその場所を歩いたらどんな感じだろうと妄想してもらうこと。
場所としては立石、綱島、新宿、渋谷、春日部、浅草とかなり広範囲に渡りました。
中でも一番撮影が難しかったのは青の写真です。
青といえば青い照明の小洒落たバーとかが最初に連想したのですが、相当面白くない。
ふと、昔立石で冷酒と頼んで出てきたこの酒を思い出したのが、こいつ。
これや!
このなんとも言えないクレイジー感!
いくつか日本酒をたくさん置いている店を回ったところ、
ブルーハワイは夏にしか出回らない酒ということがわかりました(´-`)
つらい、これ撮れないとガリガリ君サワーとかになってしまう、、(´-`)
Instagramでブルーハワイハッシュタグ調べまくるか、、(´-`)
ということで調べたらあった!
会いたいと思えば出会えるもんなんですね。
春日部の蕎麦居酒屋で撮られたと思わしき写真を頼りにお店を調べ電話して確認したらまだあるとのこと。
仕事終わりに2時間かけてふざけたラベルの酒に会いに行って、対面するとやっぱりうれしくて謎の感動がありました。
マスター撮影ご協力ありがとうございました。
作品
というわけで雑な作品解説。
赤:京成立石
呑兵衛横丁の奥の方
赤提灯っていったら聖地で撮らなきゃな
橙:綱島
家の近所
夜の定食が超安い
黄:渋谷
レモンサワーを頼むとカットレモンと焼酎とソーダが出てくる
カオス感の中に秩序がある
緑:新宿(ゴールデン街)
撮影の日、野見さんがカウンターにいて隣で飲んだ。
思い出の一枚。。。
青:春日部
蕎麦も酒も雰囲気も美味い
紫:浅草
これから
そろそろ酒メディアを立ち上げたい。