2020年末近況
お久しぶりです。
前回はフリーランスになった時点でフリーランス視点での記事を書いていたのですが、気付いたら会社員に戻っていました。
そしてこんな記事を書きました。
これがそこそこ読まれまして、自分のやってきたことも多少は関心持ってもらえるようになったのだなとしみじみ思ったわけです。
改めて何もわからないなと思った
が、しかし、最近現場に戻ってみて自分のやってきた活動をもう一度よく見直してみる機会が何度かあったのです。
知り合いからのお声がけで他社でマネジメントのことを話したり、
このへんの記事を読んだりして、具体的なレベルで自分のやったことと他の人のアウトプットをフラットな立場から比較できるようになったわけです。
そうすると、思ったより自分のやっていたことが大したことではないなと思うようになりました。
マネジメントに関わっているときは常にプレッシャーがかかるので、どこかで「俺も頑張っているし・・」と実際のアウトプットの評価を歪めてしまっていたように思いました。
ただでさえしんどいのにこれ以上しんどい思いなんかしたくないわけです。
しかしながら、いざ環境を変えてフラットな視点でふりかえってみると結構見えていなかったものや見えないようにしていたものがあったのだな、と感じました。
これ自身は短期的にはそれでいいようにも思うし、でもその状態でずっと続けるのは良くないだろうなと思います。
結果的に自分が分かったような気になっていたアジャイルもマネジメントもまだまだわかってないことが多そうだなと感じた次第です。
学びを追求していくこと
おそらく、現時点でもこれまでの経験を元にどんな質問に対しても自分なりの解釈は述べられるとは思います。
しかし、このままではその回答内容がなかなかアップデートされないかもなと思い始めました。
新しい価値や発見へのアプローチが滞っているからです。
目の前のことに追われていくとだんだんそういう活動が減っていきます。
大変なことをこなしているのになぜか成長感は得られない。そして他人に説明するのが難しい。でもとても仕事をしたかんじはする。
こういう良くない状態になっていきます。
仕事の中で学びを設計する余裕が取れなくなるとただ時間を浪費してしまいかねないので外からの視点を意図的に入れる必要があるのだろうと思います。例えばコーチングとか。
- 作者:ロナルド・A・ハイフェッツ,マーティ・リンスキー
- 発売日: 2018/10/03
- メディア: Kindle版
この本に出てくる「バルコニーに立つ」がまさにそれなんだろうと思います。
現場でもがくということと、バルコニーから現場を俯瞰してみるということ。これらを同時にできるようになるとよいと書かれてはいるがとても難しい。
なんなら自分は自力ではバルコニーに立てなかったので、何らか手を打つ必要があったのだと思うくらいです。
両方の視点でみる
逆に今はどうかというと、割と両方の視点で自分の行動も組織の動きもみていたかもしれないと気付きました。
Githubの草をみてもわかるとおりここ数年で一番ちゃんとコードを書いているし、一方で組織的な話をしないでもない。
この両面をセットでどこまでスケールさせられるかチャレンジになるのだろうなと思っています。